こう見ると秘境駅ですね [夜の鉄道]
先月、鉄道写真家 山﨑友也 さんの写真展 Railway Synphony を見て
来ました。夜の鉄道写真を、「夜感鉄道」と銘打っていろいろな写真を
出展されていました。 今回出展した写真は、9/11発売の
「魅惑の夜感鉄道」 クラッセ刊
に収録されていますし、この写真展は銀座以外の4ヶ所のキヤノンギャラ
リーを巡回します。
で、今回のお題は
645D FA645☆300mm/f4 ED
ISO200 F5.6 17.6sec
ひたちなか海浜鉄道湊線中根駅。本当は列車も撮りたかったのですが
テールランプ、植木か何かに隠れてしまいました...
秘境駅ランキングにも割と上位に入っていますが、実際にはそんなこ
とはなく、数百m先には高速道路が走り、中根温泉があり、台地の
上には民家があります。でも、こうして見ると、秘境駅...
鶴見線夜景 [夜の鉄道]
都会の中のローカル線。鶴見線は、雰囲気のある駅が多く隠れた人気
路線です。沿線は京浜工業地帯であり、鶴見小野以東はほとんど、通勤路線
になります。普段は休日に行くので、ひっそりとしていますが、金曜日の休
みに行って来ました。
まず行ったのは、大川支線。週末は3往復しかありませんが、平日は、20時
過ぎまであります。その終電間際の二本を撮影しました。なお、撮影は、構
内踏切から撮影しています。
K-5 DA☆50-135mm/f2.8 F4.0 -1.0 1/50 ISO1250
手持ちで何とかなりますね。十数名乗車して行きました。
K-5 DA☆50-135mm/f2.8 F4.0 -2.0 1/60 ISO3200
これだけの乗車人数にも関わらず、2名乗務です。後の信号を見ると
間も無く発車ですかね。
645D A645 45mm/f2.8 F8.0 -1.0 6.0sec ISO100
かつては、昭和電工や日清製粉へ貨物側線が延びていたのですが、トラック
輸送に切り替えられてかなり経ちますが、草ぼうぼうでした。蚊にたくさん
食われました...
645D M☆67 400mm/f4 F4.0 -2.0 1/5 ISO800
もう少し、望遠が欲しい所です。リアコン買うしかないかな〜。
大川支線を走る、最終列車。
この日は、まだまだ他の路線で撮影していました。
花火大会のある日は... [夜の鉄道]
多摩川沿いは全国屈指の花火大会の密集地かも知れません。
河口から、大田区、川崎市・世田谷区、狛江市、調布市、府中市、せいせき多摩など
6ヶ所あります。こりゃ、夏の期間中毎週あるようなものですね。
で、多摩川沿線にすんでいる私にとっては、花火開催中は多摩川の沿線道路が通行止
または、大混雑するのが目に見えているので、遠征の帰りには気を使います。
先日の日記でも紹介したように、見送りの帰りもそういう状況でした。遠回りをする
か、時間をずらすかしかないのです。結局、時間をずらすことにしたのも日記の通り
です。
京浜地区の夜景を撮ってました。これ、癖になりそうなんですよね。
神奈川臨海鉄道浮島線の浮島町駅
前も紹介した、川崎貨物ターミナル。盆休み真っただ中であるのでひっそ
りしていました。
昨年に引き続き [夜の鉄道]
上越線に行って来ました。
昨年は、たか〜い場所からの寝台特急あけぼのを撮影しました。
その時に、撮りたいと思っていたのが、岩原の大カーブの内側か
ら撮ると言うこと。6月になると、この界隈でもようやく田植え
がはじまり、水鏡になります。
ということで、梅雨入りする前の土曜日に行きました。国境を越
えるトンネルの手前は霧雨。国境を越えると晴れてました。
ということで、
EOS-1Ds Mark2 CarlZeiss PLanar 50mm/f1.4 ZE
ご存知、岩原の看板と光線は臨時急行能登です。越後湯沢3:16発
ここで撮る予定では無かったのですが、車で通った瞬間にこの景色
が見えたので、時間的に能登が来るので撮りました。この後、あけ
ぼのは越後湯沢を15:38発。余裕がありません。
K-7と二台体制で挑んだのですが、慌てていたのか、K-7はスポット
測光になっているのでだめだめ写真でした。
EOS-1Ds EF16-36mm/f2.8L
ということで、あけぼのです。誰が何と言おうとあけぼのです。
奇麗な水鏡に前照灯や客車の灯をこうこうと照らして走って
いきました。
さすがに、同業者はいませんでした
あの桜を再び [夜の鉄道]
先日、紹介した山北の夜桜ですが、残念だった事がいくつかありました。
1.天気が雨だった事
これは、濡れた線路や枕木などがなまめかしく良かったのですが、やはり
天気のいい、桜の花がしゃんとしている時に撮りたいと言うものです。
2.撮り損なった車両1
JR東海車371系のあさぎりが19時過ぎに山北を通過するのですが、前回は
俯瞰場所にいて撮れなかった事
3.撮り損なった車両2
1日2往復ほど山北までJR東日本のE231系付属編成5両が入線します。
19時半に山北に到着する東京発山北行E231系は、山北駅で運用を終えて
翌日朝まで留置線にいるようです。その折り返しが、桜の橋の下まで丁度
来るのですが、そこでしばらく停止する為撮影会状態です。
ということで、晴れた(星が見えてました)暖かい山北へ会社帰りにリベンジ
しに行ってきました。さすがに天気が良く、満開となった撮影場所の橋には
三脚やギャラリーがたくさん。橋の欄干には、地元の方が時刻表を貼り付けて
ありました。
到着後ほどなくして、あさぎりが通過。
EOS-1Ds Mark2 CarlZeiss Distagon T* 28mm/f2,8
ISO1600 f2.8(-2/3) 1/5
さすがに、ISO1600でこれが限界でしたが、あさぎりだというの
は分かると思います。
この後、やって来たのがE231系。お約束の通り、信号機の手前で
停止しました。
同じくDistagon 28mm/f2,8
ISO100 f8.0 25sec.
立ち位置はもう少し左の方が良いかもしれませんね。
10分位停まった後、留置線へと引き上げていきました。
f16 55sec.
ちょっと暗かったかも。f11位開ければよかったかも...
さて、今年はちょっとだけ桜を追いかけようかと思っています。
今シーズンが最後のあの車両を撮りたいと思ってます。
この時期ならではの夜景 [夜の鉄道]
各地で桜が満開を迎えています。
今年は、開花してから寒い日が続いたため、例年になく満開までに
時間がかかっているようです。東京でも10日程度かかっています。
桜の名所も、最近はライトアップしているところが多くなり、夜の
桜の魅力というのも広がって来ていますね。鉄道と絡めることがで
きる超有名撮影地の御殿場線山北の掘割も、地元の観光のために
さくら祭期間中はライトアップをしています。
春の嵐が来る前に、夜桜撮影に行って来ました
真ん中でピンクに照らされているのが御殿場線の線路と桜です。
列車?写っていません。このくらいの高さでは、線路まで見えま
せんでした。
線路沿いに来ました。有名な橋から撮影しました。雨が降っているの
ですがこういうときに心強いのがPENTAX K-7の防滴仕様ですね。
でも、レンズにつく雨しずくだけは避けられませんでした。
平日の夜で雨ということで、撮影者はゼロ。
さて、一枚目の写真ですが...撮影は、PENTAX K-7ですが、レンズは
これです。
レンズ改造第二弾
Carl Zeiss Distagon 28mm/f2,8 T* らしい色合いの写りです。
改造第三弾は、果たして何になるのか?乞うご期待。
大人の桜旅 2010―一度は見に行きたい日本の桜名所&名桜650景 花咲く春さくら列島を旅する (NEWS mook)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 三栄書房
- 発売日: 2010/02
- メディア: 大型本
夜の車両基地 [夜の鉄道]
ここも、有名な場所でしょうね。
京王電鉄相模原線若葉台車両基地の夜景です。よく見ると、回送列車が走ってい
ます。
EOS-1D Mark2 Voigtlander ULTRON 40mm/f2 ISO100
架線柱の照明の傘がわっかに照らされてそれがたくさん見えて
面白いですよね。
さて、次は夜のどこに進出しようかなぁ(笑)
光跡 [夜の鉄道]
東海道本線早川−根府川にある石橋鉄橋。
ここを題材に何度も通っていますが、ここは新幹線撮影地でもあり
ます。ほんの一瞬だけ、地上に出ます。
山側を背景にするとこんな感じになります。
唯一の500系のぞみ狙いなら、やはり海バックでしょうかね。
ところで、ここを夜に撮るとどうなるのか?
トンネル真上から撮る事ができます。
テールランプを光跡にしました。面白い事に、テールランプで形式がわ
かります。このように、離れているのは300系。
中央に寄っているのは、700系。N700系はLEDなので離れていますが
写り方が違い、光線は一つです。
この時、K200Dで撮影していましたが、ミラーアップがタイマーでし
か出来ず、タイミングを取るのが難しかったです。
夜の新幹線 [夜の鉄道]
カテゴリーをどっちにしようか悩みましたが、夜の鉄道にしました。
富士山がバックに見れるこの場所は、朝から夕方まで撮影を楽しめ
る場所ですが、夜でも撮影できます。もちろん、晴れている事が絶
対条件なのは、言うまでもありませんが。
三島−新富士の定番
時間は日没後30分くらいです。まだ、新幹線は何とか見えますし、何系
かも分かります。この日は、この後曇ってしまい撮影できませんでした
(富士山が、ですよ)
月夜であれば、多少見えると思いますので、この冬トライしたい写真
の一つです。
聖地らしいですね [夜の鉄道]
以前、川崎市臨海部の某社に勤務していた頃、この界隈のDEEPさは分かって
いました。会社の建物からは、タンクを引っ張る貨物列車が見えたり、外出す
ると、踏切でたま〜〜〜〜に、列車が通過したりという情景を楽しんでいまし
た。
何度か、足を運んだこの場所も、すっかり寂れてしまい、このヤードの隅っ
こでタンク車に薬品を入れていた引き込み線は無くなりました。極まれに、
海外へ譲渡する中古の鉄道車両などがここを走る程度になりました。
ところが、この界隈は、工場萌えの聖地らしいです。気軽に、工場夜景が
撮れるのが魅力らしいです。そんな、場所に夜行ってきました。
化学コンビナートの様々な蒸留装置などは見ていても楽しいのは事実で
すが、まさかこんなのが流行るとはねぇ...
槙原敬之も、この近くの湾岸線を走って、ロケットの発射基地みたいだ
とある歌に歌っていますが、その通りです。
で、画面右下の方に見えますよね...線路が。え?分からない?
仕方ないですね。
数年前まではここに、タンク車が数両停まっていたのですがね。
クムなんていう珍車も停まっていた事もあります。
撮影はどれも、voigtlander ULTRON 40mm/f2 (M42マウント)
です。
夜の操車場 [夜の鉄道]
今時分、操車場とは言わないのかな。
夜の鉄道として、同じ川崎市内にある、川崎貨物ターミナルを撮影しに行ってきま
した。最寄り駅は京急大師線小島新田駅から徒歩1分。
高い網があるので網越しの撮影になります。
止まっている貨物は、川崎市北部からのゴミを運んでいる専用貨物。
丁度、東京貨物ターミナルへ向かう上り貨物列車がトンネルに入って
行きました。
ちょっとだけ角度を変えてみました。もっと奥には、タキが一杯
あるはずなのですが、残念ながら見る事が出来ず。
動く車両が無い、夜の写真でも絵になる事を認識しました。
参考までに、撮影レンズはVoigtlander ULTRON ASPHERICAL
40mm/f2 M42マウント。最近、EOS用のEFマウントが発売され
ました。良いレンズですのでお試しあれ。Zeiss Planar 50mm/1,4 ZE
より安いです。
28A 500系 (500系のぞみ28号) [夜の鉄道]
本日から、のぞみ28号〜51号の運用はN700系に変わりました。
残り1往復ののぞみは、ほぼ全線を明るい時間に走るので、これを
最後まで残したのは、あの会社にも良心回路があったと言う事なの
かもしれません。
結局、最終日の11/9まで天気は持ったみたいで、ブログなどを徘徊
していると、浜松駅での夕陽ギラリとかいろいろな場所での撮影が
見られますね。やはり、新幹線で一番の人気者だけあります。
先日の撮影の結果、フィルム版も現像が出来たのでアップします。
とはいうものの、メインは富士山になっています。
CONTAX 645 Zeiss CF 150mm/f4,0 f4.0 1/150 RVP F
列車がブレているのは、開放F値が暗いレンズで感度もISO100
だから仕方ないです。前回の写真は開放Fは2.0ですし、ISOは
640まで上げていますから。
でも、横位置にしたので、いい雰囲気だったと自負しています。
はい。この、はさがけがかわいくて。
実は、日曜日にも駄目元で、撮影してきました。
この東京タワーが一瞬見える場所で、粘りましたが、こちらは
K200D smc PENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL II
f4.0 1/40 (-1.0) ISO1600
こちらは、ISO1600まで上げましたが、レンズがこれまた暗い
レンズでして、これが目一杯でした。PENTAXも明るいレンズ
買わないとなぁ...
この撮影地近くでは、何名か同業者がいたようです。一人は
一脚+白レンズで流し撮りしていました。きっと、有楽町の
交通会館は凄かったろうな...
これが限界か... [夜の鉄道]
私のデジタル一眼レフカメラは、当時の最高級機であった、EOS-1D Mark2
とEOS-1Ds Mark2です。どちらも、中古での購入でして、1D も1Dsも値段は
あまり変わらないですけどね。
で、2世代くらい前の技術ですので、ISOは拡張感度でも3200。つい先日発表
された、NIKON D3sもCanon EOS-1D Mark4も常用は12800、拡張感度では
102400。最初見た時、ケタ間違いかと思いましたよ。
きっと、これだけの感度があれば、もっといろんな写真が撮れるかも知れません。
まさに、DJ フォトコンで批評にかいてあった、科学の勝利なのかもしれませんが。
先日500系を撮影した多摩川。上りは何とか、撮影できましたが下りは、かなり
暗そう。等と思いながら、土手から川原へ降りて撮影しました。
後ろを振り返ると、アーチ橋の下に東急東横線&目黒線が夕焼けをバックに奇麗
でした。
さて、新幹線は...
最初は、標準レンズで武蔵新城の高層ビル群を入れて撮ろうとして
ました。以前の、「西へ...」の写真がそれです。
ところが、鉄橋に目をやると、気付いてしまいました。等間隔に
灯が灯っている事に。標準では、小さ過ぎるので、135mm/f2L
に交換してチャレンジ。
まともに、評価測光なんてやってたら、シャッター速度はISO1600で
も1,とか2secなんて出てしまいます。スポット測光で中心部を狙っ
て露出を確認。
この時のデータを元に、構図を日の丸構図から変えました。
でも、これ新幹線が白主体だから撮れるんですよね...
ノイズは酷いし、これが今のISO6400位であれば、ノイズは変わらずに
シャッター速度が稼げると思うのですが。それこそ、102400なら、普
通に撮れますよ。それはそれでつまらない写真になりそうですが。
せめて6400は欲しいですね...
入賞写真の撮影記 [夜の鉄道]
コンテスト入賞作品の撮影地は、よく雑誌などでも紹介されますし、撮
影ガイドにも載っています。この路線、数年前にリバイバル急行で行っ
たのが初めてです。
昨年の夏に、良く書き込みをしている掲示板の管理人さんが、ブルーモー
メントのブルトレをこの界隈(国境の向こう側ですが)で撮影していた
のに刺激を受けました。でも、同じ様に撮ったのでは、つまらない。
ということで昨年、山陽本線の石山俯瞰で上りのブルトレ富士ぶさを撮
影したような写真を撮ろうと思い立ち夏至前後の日の出時間と列車の通
過時間をにらめっこして、導き出したのが、この場所なら撮れる!です。
経験では、
1.日没・日の出時刻の前後30分なら、光線流しでなく撮影が可能。
2.月も出ない暗闇では無く、月明かりを味方につける。
3.街の明かりは可能な限り少ない事。
この条件に合う場所があの場所でした。でも、その場所には行った事が
ありませんでした。いきなり行くよりはまずは下見ということで、ここ
からの写真を撮っている、知り合いに行き方を聞いて、下見しました。
三脚も立てられるしこれなら行ける!
1回目は満月の夜。近くを通る高速のPAで仮眠の後トライ。しかし、
曇り空で月明かりは期待できず。おまけに、恐怖感に負けてしまい、
あえなく撤退しました。
その1週間後。リベンジ。上弦の月に照らされて、登る道も余裕で見え
ます。目的地に到着。無事にブルトレ二本撮影、その後の夜明の貨物を
撮影して下山。
出来は、やはり開放F値では厳しかったです。点光源が締まらない。
あと、マイナス補正しすぎました。
その反省を踏まえて、翌週(笑)リベンジ。今度は、2台体制で挑みま
す。2回目ともなると、慣れたもので、ひょいひょいと登ってしまうあた
り、成長しました。前回の撮影で、この辺りの谷間には朝霧が発生する
のもわかりましたのでそれも功を奏して、あの写真ができ上がりました。
ちなみに、これがもう一台でのほぼ同タイミングでの撮影結果(貼り忘れてました)。
横構図と縦構図ではこんなにも印象が異なると言う見本の様な写真です
ね。
さ、来年リベンジできることを祈るしかないです。北陸方面全廃と
いう噂も聞こえてきてますが。まだ、東北方面が残っています。そ
れに期待しましょう。
上越線の名列車 (イカロスMOOK―新・名列車列伝シリーズ)
- 作者:
- 出版社/メーカー: イカロス出版
- 発売日: 2003/10
- メディア: ムック
DJ誌 フォトコン入賞 [夜の鉄道]
常連では無いのですが、年に1、2回程度、フォトコンテストに応募し
ています。コンテストでは無い、RM誌の今日の一枚などには今年は2回
掲載されています。残念ながら、小さい方ですが...
今まで入賞なんて無理だと思っていましたが、本日発売のDJ誌 10月号
のフォトコンテスト(テーマはヘッドライト)で、初の入賞となりまし
た。ま、本名もばれますが、是非お手に取って見て下さい。
どの写真かはご想像にお任せします。その時に撮っていた一連の写真の
別ショットを載せているのでわかると思います。
既に、第一報を下さった64-51さんや、他の方からもおめでとうメールが
届いていたりして、うれしいやら、はずかしいやら...