ビギナーズラック [由利高原鉄道]
由利高原鉄道と言えば、その名を鳥海山ろく線と言うくらい鳥海山とは切っても切れ
ない関係にあります。乗れば、車窓から。沿線でも鳥海山と一緒に撮れる場所が
本当に多いです。
ところが、この鳥海山。ご当地富士としては、出羽富士の名前で呼ばれていますが、
本家富士山以上に見える事が少ない山です。富士山は、真冬の時期に見えるので
まだ見える方ですが、鳥海山は冬はまず無理。それ以外の季節でも、朝晩の空気
が落ち着いた時期でないと見る事ができない山です。
先日、由利高原鉄道に初めて撮り鉄として行った時も、朝は全く見えず。
見えないならということで、アテンダントが乗っている列車に往復乗車したり
してました。
そろそろ、帰る方向で移動をし始めました。天気はすっかり晴れ渡りましたが
鳥海山は、裾野が見えている程度でした。車内から見つけた田植えしたばかりの
田んぼで水鏡を撮ろうと移動してきたところ、大分上の方まで見えているのに
気付きました。
携帯で撮影。線路は画面右側の外にあります
これは期待できるかと、大急ぎでカメラを構えます。見えなくても水鏡になる
ようなアングルで。それからわずか15分程で雲はスッキリと消え、そのタイ
ミングで、上下の列車がやって来ました。
ほら、こんなにスッキリ
丁度、次の前郷駅で列車交換があるので比較的短い時間で上下の列車が撮れまし
たが、それを撮ったあとすぐに雲が湧き出してあっという間に見えなくなりまし
た。その間、わずか30分未満。奇跡と言うか、ビギナーズラックと言うべきか...
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